対中政策

去る５月４日緊急事態宣言下。

自粛であまりにストレスたまりすぎて、県をまたいで飲むことにした。
友達二人誘って。　

ちょっと新潟の方に一泊で行って、ノドグロでも食いながら飲むか
ってなってね。

友達の車で、某市に着いて
空いてる店一軒だけあったから入ったら混んでやがるわけよ。
一応座れたけど。

密集しててなんとなく頭にきたから
中国の批判を大声で喋ってたら
隣の爺さんが激昂して反論してきやがってね。
中国人ぽい顔の。

そこで大激論となって
最初は止めてた友達も興奮してきて俺に加勢。

まあ、論争は俺たちの圧勝だよね。
だってそこにいる客の殆どが中国に頭にきてんだから。
世界中全員がそうだろ多分。まともな頭があれば。
中国のせいで世界中メチャクチャなんだからさ。

で、会計して店を出て

なんかまだ興奮してて、喋りたいから二次会行こうって言ったら
友達二人とも「お前のせいで疲れたからホテル行って寝る」って
帰りやがってね笑

もう、一人で二次会しようと思って適当に歩いてたら
薄暗い灯りの変な飲み屋の屋台が出てるから
そこに寄ったわけ。

客がいないから、店の板前の爺さん相手に思いっきり中国批判したら

「いやあ、アンチャン、いいなー！あんたは！！」

出し抜けに大声出しやがってね。
「そのとおりだよ！！今の政府は、馬鹿すぎるんだよ！！！」

面食らって「ああ、オジサンもそう思います？そりゃ良かった」って
グーッと一気に酒を空けて、何か怖いから帰ろうとしたら

「まあ、アンチャン、待てよ！！今夜は金はいいから飲んで話そう！！」

ああ、ありがとうございます、って

もう、とんでもない中国嫌いの爺さんで
意気投合しちまってね笑

習近平をぶっ殺してやれ！とか
絶対にウイルスの責任で中国を追い詰めるべきだ！ってことで話がまとまって

フラフラになりながらホテルに帰りました。

次の朝
スマホが、ないんだよ。

慌てて友人の車で昨夜の屋台のところに行ったら
屋台が既になくなってるわけ。

あった場所の前に田中とかいう表札の家があるから
そこの人に聞いたら屋台の持ち主わかるかと思って、訪ねたら

変なオッサンが出てきて怪訝そうに俺たちを見て
屋台なんか知らねーってよ笑
見たことないって。

ところが

壁に、昨日の爺さんの顔があるわけよ笑
額に入って。

「この人ですよ！この人はどこにいますか？」って聞いたら

そのオッサンが

サーッと顔色が青くなって

急に取り乱して

「ち…ちょっと、上がってください！！お茶出しますんで！！」

３人で顔見合わせて
戸惑いながらも上がったわけ。

そのオッサンが神妙に喋り始めて

「長渕さんが昨日会ったのは、父だと思います」って。

「実は父は、田中角栄なんですよ」

ハア？って。

でもたしかに、そういえば、どっかで見たことあるような顔だと思ったら
確実に、田中角栄なんだよ笑

その瞬間、友達は完全に、俺が会ったってのを疑ってたんだけど

田中角栄の写真が飾ってある棚を見たら
俺のスマホがおいて有りやがってね笑

角栄じいさんが、とっといてくれたんだねえ。

なんかそれ見た瞬間
スマホあった安堵感と、角栄じいさんの粋なはからいに
涙が溢れ出てきてね。

息子であるオッサンが
「不思議なことがあるもんですねえ」

「そういえば、昨日は父、角栄の誕生日ですよ」

「父は日中国交正常化しましたが、引退したあとにずっと【中国は金のなる木だから利用しただけで、仲良くしちゃだめだ】ってずっと言ってたんです。【自民党の連中はバカだからワシの意図を勘違いしてる！】って」

「中国はずっと敵視して、調子に乗ってきたら潰さなければならない、が父の口癖でした」

「コロナ騒動で中国を追い詰めなくてはならないのに曖昧な態度を取る日本政府が心配で降りてきたんでしょう」

「そこで家の前を通った長渕さんの気を感じ取って、長渕さんに思いを託したんだと思います」

「長渕さんどうか今の自民党議員に、父の思う対中政策を伝えてください！！」

なんか

友達３人で重い空気になっちまってね。

これ実は書いていいのかどうか
迷ったんだけど
息子さんが言うんだから拡散しようと思う。

安倍首相よ。

ゼッテー欧米と足並み揃えて中国を追い込めよ。

田中角栄が医学部全国に作りまくったおかげで

医療崩壊しなかったんだから。

本日の日本酒

大七酒造 大七箕輪門 生酛 純米大吟醸酒 720ml (箱入り)

大七箕輪門　

福島県二本松の酒

香りは、不自然な薬臭いフルーティーな感じはあまりなく、ほんのりと上品な発酵した感じの香り。

味は、舌に膜を張るような感触のコクがあり、ヌーっとなめらかな感じで

それが嫌な感じは一切ない。

刺し身にもあまり邪魔はせず普通に合わせられるが

それぞれが高め合うような感じはなく、特に相性がいいというわけではない。

お互いそのままの味で食えるという程度。

チーズにはなかなか合うし

酒をひたすら飲み続けていると、酒自体にチーズっぽい香りが感じられ

その余韻をつまみにまた酒を飲み続けられる。

日数が経っても、あまり味が劣化しない。

色々試した結果

この酒に最高に合うつまみは「水」「お湯」であると断じたい。

つまりチェイサーを挟みつつ、酒だけを少量ずつひたすら飲み続けるのがベスト。

胃が心配な方は、チーズをつまみにすべきである。

総合的な評価としては、あとを引く、なかなかうまい酒であった。